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J・エイブラムス監督
『スタートレック イントゥ・ダークネス』
周知のとおり2009に公開されたJJによるこの新シリーズ第一作目は、コアなスタートレック・ファンを満足させつつ、彼らの存在を薄気味悪い秘密結社と感じてしまうような一般人をも同時に楽しませるという、極めて困難 READ MORE...
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周知のとおり2009に公開されたJJによるこの新シリーズ第一作目は、コアなスタートレック・ファンを満足させつつ、彼らの存在を薄気味悪い秘密結社と感じてしまうような一般人をも同時に楽しませるという、極めて困難 READ MORE...
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たしかに可笑しいし面白い。価値を転倒させることで批評的な視線を我々の社会に逆照射しようという風刺意識が前面に立ちすぎているものすら少なくて、ほとんどは酒場のバカ話や中学生の妄想をそのまま端的に具現化し READ MORE...
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欲望に誠実ということで言えば、もちろん「太平洋の裂け目」から次々と出現する「KAIJU」たちという設定は、ラヴクラフト的=クトゥルー的な宇宙観そのものでもあるが、その深淵を覗き込むことになる科学者二人組な READ MORE...
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デル・トロがH・P・ラヴクラフトの小説『狂気の山脈にて』映画化を準備していると聞き、それから製作が中止されたと耳にしてからでも、だいぶ時間が経った。それが再開されてまた止まったという情報が伝わってきたの READ MORE...
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郊外に住む四人家族。周囲の景色に溶け込み、大きな問題を抱えているようには見えないが、実のところ夫は失職中で、不動産業を営む妻の収入に頼る生活がしばらく続き、支払いの滞った請求書も溜まりつつある。だが、 READ MORE...
興味深いのは、その彼の狂信にあてられてクルーたちの意気も上がり続けるのかといえばそううでもなく、ひとりだけ熱意にほだされて自ら参加を名乗り出た元冷蔵庫セールスマンのヘルマンだけが、感情の上下を顕わにす READ MORE...
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そういえば幼年時代は漂流ものが大好きで、『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』はあたりまえとして、他にもいろいろと読みあさっていた気がする。その中には、海水と真水を1:3の割合で混ぜれば摂取して READ MORE...
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そういえば、リメイク版『死霊のはらわた』の中で、悪霊に取り憑かれて仲間を殺しまくるヒロインは、ドラッグへのアディクション(依存症)を抱えていた。そのせいで、どんなに怖ろしいモノを見ても、すべては「禁断 READ MORE...
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そういえば、少し忘れかけていたけどハーモニー・コリンの脚本は地味なまでに構造的なのだった。でもだからといって、この作品が古典的なフォルムを身にまとっているわけではない。 冒頭から、ほとんど全裸の若い READ MORE...
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そもそも、例えば二番目のエピソードのほとんど全体が、愛人を待つアンヌの夢ないし想像の中で展開されているように構成されるし、そうである以上、この映画のどの部分がアンヌ自身によって夢見られていてもおかしく READ MORE...
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若い女性が脚本を書き始める。それはひとりのフランス人女性アンヌ(イザベル・ユペール)を主人公としている。 彼女は、青いシャツを着た映画監督として、友人の韓国人映画監督ジョンス夫妻と共に、海辺の町に到 READ MORE...
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以前ホラー作家のジャック・ケッチャムと会ったとき、60年代はありとあらゆるドラッグ(アヘンだけは身体にあわなかったのだそうだ)でラリっていた素晴らしい時代だったが、それも69年にシャロン・テイトらが惨殺さ READ MORE...
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この映画は、そうしたものすべてを、ほぼフィックスの画面で捉える。ペドロ・コスタのような審美的で微動だにしないフィックスではなく、人物の動きに合わせてフレームは動くし、特に歩いて行く子どもの後を追うシ READ MORE...
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タイトル通り、中国の中でも最も貧しい地方のひとつとされる雲南省の、海抜3200メートルの高地にある村に生きる幼い三姉妹の姿を捉えたのがこのドキュメンタリーである。 10歳の長女・英英(インイン)は辛うじて READ MORE...
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この世界では“セレブ熱”が深化し、“セレブ”の言動を逐一追い、その真似をしたりそれについて語ったりするだけではなく、“セレブ”の罹患した病原体に金を払って感染したり、“セレブ”の細胞を植え付けた食肉を摂取する READ MORE...