FILMS
松林要樹監督
『祭の馬』
正直なところ、“フクシマ”をテーマにしたドキュメンタリーと耳にすればするほど、見たいという気持ちは細っていく。どうしても面白いと思えない。食わず嫌い以外のなにものでもないが、概ね想像の範疇に収まるに違い READ MORE...
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正直なところ、“フクシマ”をテーマにしたドキュメンタリーと耳にすればするほど、見たいという気持ちは細っていく。どうしても面白いと思えない。食わず嫌い以外のなにものでもないが、概ね想像の範疇に収まるに違い READ MORE...
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『彼女たちはなぜ万引きがやめられないのか?』(竹村道夫監修・川村重実著/飛鳥新社刊)によると、経済的な理由もなく常習的に窃盗/万引きを繰り返す者は、窃盗癖という嗜癖性疾患のひとつに冒されている可能性が READ MORE...
BOOKS
あの頃、公開される映画は一本ごとに、全く見たことのない新しい現実を体験させてくれていた。映画館を出た後は、たった今目撃してきたばかりの現実と、それを出現させ得た新しい技術について、果てしもなく議論し続 READ MORE...
BOOKS
アメリカ経済は破綻し、ドルは中国元と連動しなければ価値を持たない。ニューヨークはもはやグローバル経済の中心地ではなく、中国のような圧倒的経済力を持つ“大国”によって救済されるべき、すなわち搾取されるべき READ MORE...
FILMS
ジェームズ・ワンは典型的な職人監督気質の人だと思っていたが、幽霊屋敷ものへのオブセッションを見ると、そうとばかり簡単には言えないのかもしれない。 前作『インシディアス』はすでにして、『パラノーマル・ READ MORE...
FILMS
ダニー・ボイルといえば、ありとあらゆる映像の断片をサウンドトラックと共に自在に編み上げることで物語を語る達人というイメージがあるだろう。時間軸を行き来しながら、視点を思うがままに飛躍させた、どれだけバ READ MORE...
FILMS
80年代半ばのペルーでは、極左ゲリラが跋扈していて、送電線が爆破された停電の中、ロウソクを点して食事をしていると、さほど遠くないところで乾いたマシンガンの発砲音が響いたりしていたし、高級住宅街の真ん中に READ MORE...
FILMS
1692年、悪魔を呼び出そうと儀式を執り行う七人の女たち=「Lords of Salem」の姿から物語は幕を開ける。その後間もなく我々の視線は、現在のセイラムに移り、地元ラジオ曲でDJをするひとりの女性(シェリ・ムーン・ READ MORE...
FILMS
何年か前、セイラムに足を踏み入れたことがある。ニューイングランド地方各地に点在するラヴクラフト作品の舞台を訪れるというのが目的だったのだが、南西部の砂漠を縦断する旅にばかり慣れてしまっていて、ハロウィ READ MORE...
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ほんのちょっと海外に出て帰ってきただけで、道路は清潔だし、路上にたむろしている不穏な若者もいないし、人混みで掏られる心配もないし、地下鉄の車内なんて自宅の居間並にパンツ一丁で気を抜ける空間に感じられた READ MORE...
FILMS
この映画を語る際に、「ヒッチコック風サスペンス」という言葉が使われている。たいていの映画の場合、予備知識ナシで不意打ちを喰らうというのが正しい見方なわけだが、この作品に限っていえば、ひとまず「ヒッチコ READ MORE...